ラベンダーは、アロマテラピーの中でもとても有名な精油です。
「リラックス」「安眠」「万能」といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
でも実は、
- ラベンダーを使ってみたけれど、あまり落ち着かなかった
- 香りが思っていたより強く感じた
- 逆に、少しスーッとして眠れなかった
そんな経験をされる方も少なくありません。
その理由のひとつが、ラベンダーの種類やケモタイプの違いです。
この記事では、真正ラベンダーを中心に、ラベンダーのケモタイプについてやさしく解説していきます。
ラベンダーは「1種類」ではありません
一般的に「ラベンダー」と呼ばれている精油には、いくつかの種類があります。
その中でも、アロマテラピーで最も基本として使われるのが
真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)です。
一方で、似た名前のものに「ラバンディン」などがあり、
学名や性質、香りの印象が異なります。
同じラベンダーでも、
✔ 植物の種類
✔ 育った環境
✔ 含まれる成分のバランス
によって、香りや体への作用は少しずつ変わってくるのです。
ラバンディン(ラヴァンジン)という種類もあります
ラベンダーの仲間には、
ラバンディン(ラヴァンジン) と呼ばれる種類もあります。
ラバンディンは、
真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種で、
比較的シャープで、すっきりとした香りが特徴です。
一般的には、
- 清涼感を感じやすい
- すっきり・さっぱりした印象
- 日中のリフレッシュ向き
といわれています。
そのため、
ラベンダーを使ったのに、
思ったよりスーッとした
眠る前には少し強く感じた
という場合、
実はラバンディンだったということも少なくありません。
ラバンディンが悪いわけではなく、
使うタイミングや目的が違うだけ。
夜のリラックスには真正ラベンダー、
日中の気分転換にはラバンディン、
というように使い分けるのも、アロマの楽しみ方のひとつです。
ケモタイプとは?|同じ植物でも香りが違う理由
「ケモタイプ(Chemotype)」とは、
同じ植物・同じ学名でも、含まれる成分の割合が異なるものを指します。
植物は育つ土地や気候、標高などの影響を受けて、
自然と成分のバランスが変わります。
その結果、
- 香りの印象が違う
- リラックス寄り・すっきり寄りなど、体感が変わる
といった違いが生まれます。
ケモタイプは、
「どれが良い・悪い」ではなく、
どんな人に、どんなタイミングで合うかを考えるためのヒントです。
真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)の特徴
真正ラベンダーは、アロマテラピーの中でも最も親しまれているラベンダーです。
香りの特徴
- やさしく、丸みのあるフローラル
- ツンとしにくく、包み込むような香り
一般的にいわれている作用
- 心身のリラックス
- 睡眠前のケア
- 肌トラブル時のサポート
向いている人
- アロマ初心者の方
- 毎日のリラックスタイムに使いたい方
- 家族や子どもと一緒に楽しみたい方
「迷ったら真正ラベンダー」と言われるほど、
日常使いしやすい精油です。
同じ真正ラベンダーでも、香りが違うと感じる理由
実は、同じ真正ラベンダー(ラベンダー・アングスティフォリア)でも、メーカーによって香りが全く違うと感じることがあります。
これは決して気のせいではありません。
ラベンダーは、
- 育った産地
- 標高や気候
- 収穫された時期
- 蒸留の方法
などの影響を受けやすい植物です。
そのため、学名が同じ真正ラベンダーでも、
- より甘く、花の印象が強いもの
- すっきりとハーブ感を感じるもの
- 少し青さやシャープさを感じるもの
など、香りの個性が大きく変わることがあります。
「前に使ったラベンダーは好きだったのに、
別のメーカーのものは合わなかった」
という場合も、
自分の好みが変わったのではなく、ラベンダーの個性が違った
ということも多いのです。
アロマテラピーでは、
精油を「名前」だけで選ぶのではなく、
実際に香りを感じて選ぶことがとても大切にされています。
同じラベンダーでも「これ好き」「これはちょっと違う」と感じるのは、とても自然なこと。
香りの感じ方を信じて選ぶことも、アロマを楽しむ大切なポイントです。
ケモタイプが違うと、ラベンダーの印象も変わる
ケモタイプの違いによって、ラベンダーは次のように感じられることがあります。
- 香りが少しシャープに感じる
- リラックスよりも、すっきり感が強くなる
- 夜よりも日中向きに感じる
このため、
「ラベンダーなのに落ち着かなかった」
「逆に目が冴えた気がする」
と感じる方もいます。
これは「ラベンダーが合わない」のではなく、
そのラベンダーのタイプが今の自分に合っていなかっただけの場合も多いのです。
ラベンダーが合わないと感じたときは?
ラベンダーは万能な精油ですが、
すべての人に、いつでも同じように合うわけではありません。
もし違和感を感じたら、
- 無理に使い続けない
- 香りを嗅いで「心地いいか」を大切にする
それだけで十分です。
ラベンダーの代わりに、
より今の状態に寄り添ってくれる精油もあります。
たとえば、
- 感情の波や女性特有の揺らぎが気になる方には
クラリセージ - 優しく安心感に包まれたいときには
ホーウッド - 緊張が抜けにくく、眠りが浅いときには
スイートマージョラム
なども、ラベンダーの次の選択肢としておすすめです。
まとめ|ラベンダーを「自分に合う形」で楽しむ
ラベンダーは、とても奥深い精油です。
種類やケモタイプを知ることで、
- なぜ合わなかったのか
- どんなラベンダーなら心地いいのか
が見えてきます。
アロマテラピーに、正解・不正解はありません。
今の自分にとって「いい香り」と感じられることを大切にしながら、
ラベンダーをもっと自由に楽しんでみてくださいね🌿
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※本記事は、アロマテラピーに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、
医療行為を目的とするものではありません。
精油を使用する際は、体調や体質に合わせて、自己責任のもと正しくお使いください。
持病のある方、妊娠中・授乳中の方は、使用前に医師や専門家にご相談ください。
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Let your days bloom with aroma.
あなたの毎日がアロマで花咲くように。
