この記事では、
なぜ産後の私がIFAに挑戦しようと思ったのか、
2児の育児と両立しながら勉強を続けた日々、
試験当日の緊張感、そして合格発表の瞬間まで、
ありのままに綴っています。

産後、私はマッサージを受けました。
それは本来、癒されるはずの時間でした。
でも私は、なぜか悲しい気持ちになって帰りました。

産後マッサージで感じた違和感

全身整体+エステ、75分と記載があり、キッズスペースも完備。
子連れ可のお店はあまり無いと感じていた私は、迷わず予約しました。

ホームページには詳しい説明はありませんでしたが、
産院で受けたあのアロママッサージの時間を思い浮かべながら、私は予約をしました。

しかし、始まってみると、整体師の方から

「腹筋がほぼ無くなり筋肉が使えていない」

「足はここまで上げられますか?」

「このポーズはできますか?」

などの指摘が続きました。

私は体操教室に通っていた経験もあり、体力には自信がありました。
だからこそ、妊娠前と比べて歪み、変わってしまった自分の身体の状態を突きつけられたことが、強いショックでした。

私は、妊娠中も、出産も、産後の育児も、
ただひたすら子どものために頑張ってきました。

整体師の言葉は、きっと本音だったのだと思います。
でも、その一つ一つの指摘が、
なぜだか自分を責められているように感じました。

イライラする気持ちと、
思うように身体を動かせない自分への悲しさが、
胸の奥に広がっていきました。

癒されたかっただけなのに

「ここの筋肉も弱っていますね。」
「ここも、思うように動かせていません。」

そして、
「これからトレーニングが必要ですね。」と、淡々と告げられました。

その言葉が、
まるで“産後の身体は努力不足だ”と言われているように聞こえてしまったのです。

リラックスしたいと思って、寒い中、少し遠いそのお店まで足を運んだのに。
その75分間は、癒しではなく、試験を受けているような時間に感じられました。

帰り道、私の心は悔しさでいっぱいでした。

私は、好きでこんな身体になったわけじゃない。
毎日、精一杯頑張っているのに。

私が欲しかったのは、こんな時間じゃない。
産後、休む暇もない毎日の中で、
ほんの一瞬でも癒されたかっただけなのに。

今の身体の状態を知ることが大切な場面もある。
それは分かっている。

でもあのときの私は、
ただ、頑張っている身体を受け止めてほしかった。
少しでも和らげてもらえる、そんな時間が欲しかったのです。

私がIFAに挑戦しようと思った理由

その帰り道、ふと、ある考えが浮かびました。

「私がやればいいんじゃないか。」

産院で受けたアロマトリートメントの、あの穏やかな時間。
ただ包み込まれるように触れてもらい、
「よく頑張っていますね」と言われたような、あの感覚。

あの時間が、ずっと心に残っていました。
恋しくて、思い出しては、ネットでアロマを調べ、自分なりに精油を集めていました。

それまで、アロマのことなんて何も知らなかったのに。

もっと本格的に学んでみたい。

そして、私のように、
「ただ癒されたい」「受け止めてほしい」と感じている産後のママは、
きっと他にもいるのではないか。

そう思ったのです。

目指すなら、中途半端ではなく、本気で。

挑戦するなら、最高峰の資格に。

それが、IFA(国際アロマセラピスト連盟)でした。


2児の母がどうやって勉強時間を作ったか

仕事、家事、育児。
毎日やるべきことは、山のようにありました。

その中で、週1回、10時から16時までの授業。
さらに授業の冒頭には、前回の復習テストや、それまで学んだ範囲の小テストもありました。

特に解剖生理学は、範囲が膨大。
学生時代は理科が苦手で、完全な文系だった私にとって、まさに大きな壁でした。

それでも、毎回の授業に必死についていくうちに、
慣れない医学用語が少しずつ耳に馴染み、
ほんの少しずつ、理解できる瞬間が増えていきました。

今思い返すと、
辛いときに支えになっていたのは、
子どもたちの無邪気な笑顔や、平和な寝顔だったのだと思います。

何度も諦めかけた

思うように勉強時間が取れない日も、何度もありました。

スクールには看護師の方も多く、医療従事者の方は解剖生理学が免除される場合もあります。
その姿を見ていると、自分だけが大きな壁に向かっているような気持ちになることもありました。

周りと比べては、
「自分の知識は全然足りていないのではないか」と不安になり、
時には、勉強に追われていない夫の姿を見て、
「どうして私だけこんなに大変なんだろう」と、
モヤモヤした気持ちを抱えてしまうこともありました。

そもそも、この資格は本当に私に必要なのだろうか。

そう自問し、諦めかけたことは、一度や二度ではありません。

それでも続けられた理由

それでも、続けることができたのは、
私のことを心から応援してくれる人たちがいたからでした。

家族や友人、親戚、そしてスクールの仲間や先生。
いつも誰かが、そっと背中を押してくれていると感じていました。

実技の授業では、夜勤もこなしながら通っている看護師の方もいらっしゃいました。
「将来、病院で患者さんのためにアロマを取り入れたい」
そんな真っ直ぐな思いを聞くたびに、
私も負けていられない、と刺激を受けました。

勉強時間をどう確保していたのかと聞かれると、
特別なことはしていません。

毎週の授業に向けて、
予習や復習を隙間時間に少しずつ重ねていただけ。
それが結果的に、知識を定着させる力になっていたのだと思います。

先生方や卒業生の「合格できたよ」という言葉も、大きな支えでした。

「私もできる。やってやる。」

そう自分に言い聞かせることが、
何よりのモチベーションになっていました。

解剖生理学は私だけだった

その年、私のスクールで解剖生理学の試験を受けたのは、私ひとりでした。

当初は他にも数名いらっしゃいましたが、卒業試験の頃に来年度へ変更され、最終的に残ったのは私だけ。

正直に言うと、内心とても心細かったのを覚えています。

周りのスクール生は、筆記はアロマ理論のみ。
私だけが、理論と解剖生理学の両方を抱えていました。

勉強時間の配分も、どこまで深くやるべきかも分からず、何度も悩みました。

それでも、繰り返し向き合っていくうちに、自分の弱点が少しずつ見えてきました。

余計なことは考えない。
苦手な分野を一つずつ、確実に潰していく。

そうやって、私は目の前の課題と向き合い続けました。

試験前夜

試験前夜、子どもたちを寝かしつけたあと、
私は夜中の12時頃まで最後の確認をしていました。

日付が変わる前にベッドに入り、
朝は5時半に起床。

静かな朝のリビングでアロマを焚きながら、
前日にやり残した部分を見直しました。

とにかく範囲が広い。
数回しか触れられていない分野もありました。

それでも、もうやるしかない。

不安に飲み込まれないように、
「大丈夫」「ここまでやってきた」と、
何度も自分に言い聞かせていました。

ネガティブなことは考えない。
ほんの少しでも、自分の自信を積み重ねる。

それが、試験前夜の私でした。

試験当日

試験当日の服は、1週間ほど前から決めていました。

少しラメの入った、自分の好きな色のトップス。
当日の朝、気持ちよく試験に臨めるようにと選んだ一枚でした。

試験日は休日。
電車で会場へ向かう途中、周りはレジャーに向かう人たちばかりでした。

その中で、家族から届いた激励のLINEを何度も読み返し、
「よし、大丈夫」と小さく気合を入れたのを覚えています。

午前中はアロマ理論。
そして、お昼休憩を挟んで、午後から解剖生理学。

「ここで全部出し切る。」
そう決めていたからこそ、試験中は不思議と集中できました。

ただ、解答用紙にスクール名や名前、IFA学生用IDなどを記入する項目が思った以上に多く、
試験時間が削られていくようで少し焦ったのも、今では懐かしい思い出です。

お昼は、おにぎりをひとつ。
それだけで十分でした。

実技試験

実技試験は、筆記の数日後。
この日も祝日でした。

試験は夕方から。
その前に、スクールの友人と小さな「決起集会」を開きました。

といっても、特別なことをするわけではなく、
目的ごとのブレンドの確認や、最終の復習をしながら、
ただお互いの緊張をほぐす時間。

あの時間があったからこそ、
少し落ち着いて会場へ向かうことができました。

試験前も、試験中も、終始緊張していました。

それでも、
「いつも通り」
「深呼吸」

何度もそう自分に言い聞かせながら、
目の前の手技に集中しました。

試験が終わった瞬間、
ほっとした気持ちはありましたが、
手応えは、正直よく分かりませんでした。

実力は出し切った。
でも、確信はない。

「やるべきことはやった。大丈夫。」
そう自分に言い聞かせながら、帰路につきました。

結果が出るのは数ヶ月後だと聞いていたので、
その後は、また日常へ。

スクールに入る前と同じように、
家事や育児、仕事に向き合う毎日へと戻っていきました。


合格発表の朝

合格発表は、数ヶ月後と聞いていました。
けれど、それは約1ヶ月後。突然のことでした。

ある朝、先生から「結果が届きました」と連絡が入り、
私は一瞬、手が止まりました。

ドキドキしながら、
「落ち着いて」と自分に言い聞かせつつも、
早まる気持ちを抑えきれず、急いでメールを開きました。

そこにあった「合格」の文字を確認した瞬間、
胸の奥が一気に熱くなりました。

寝起き姿の夫に、
「ねぇ、これ、見て」と声をかけました。

「え…なに?うわぁ!合格??!!やったじゃん!」

そう言われた瞬間、
私は思わず夫の胸に飛び込みました。

自分で思っていた以上に嬉しくて、
達成感と安堵で涙が溢れました。

夫は子どもたちに
「ママ頑張ったんだよ。今日はお祝いだね」と伝えてくれました。

「お祝い?」と目を輝かせた子どもたちは、
私にハッピーバースデーの歌を歌ってくれました。

そのときの私は、
きっと今までで一番、満面の笑顔だったと思います。

今、思うこと

あの整体の帰り道。
悔しさと悲しさでいっぱいだった私が、
まさか1年半後に国際資格を取得するなんて、当時は想像もしていませんでした。

この経験を通して、スクール選びの大切さも強く感じました。
私の先生は、どんな質問にも丁寧に答えてくださり、時には育児の悩みまで聞いてくださいました。
そして、同じ志を持つ仲間と出会えたことも、この挑戦の大きな財産です。

この挑戦は、単なる資格取得ではありませんでした。
母として、そして一人の女性として、
「やればできる」と自分に証明できた出来事だったと思います。

もし今、IFA受験を迷っている方がいるなら、伝えたいです。
不安でも、時間がなくても、本気で向き合えば道は開けます。

あの日、
「私がやればいい」と思った気持ちは、間違っていませんでした。

そして、IFAに挑戦していた方々は、本当にさまざまな年齢や背景の方でした。
夜勤もこなす多忙な看護師の方、エステ業界で長く経験を積まれてきた方、子育てをしながら挑戦している方。
かつての私のように、全く違う業界から飛び込んできた方もいました。

資格を取得する目的も、人それぞれ。
「誰かの役に立ちたい」
「自分の人生を変えたい」
「本気でアロマを学びたい」

その思いの強さに、私は何度も背中を押されました。

この経験は、今の私の原点です。
そしてこれからも、学び続ける一人のセラピストでありたいと思っています。

※スクール名については、個人的なご縁や信頼関係を大切にしたい思いから、この記事では控えさせていただきます。
スクール選びは相性やタイミングも大きいと感じていますので、ぜひご自身でもじっくり調べてみてください。

IFA受験を考えている方へ

IFAは簡単な資格ではありません。
ですが、本気で学びたい人にとっては、人生を変える経験になる資格だと私は感じています。

これから、
・IFA試験の勉強法
・おすすめの暗記方法
・試験対策の具体例
・実技試験の流れ
なども詳しくまとめていく予定です。

少しでも参考になれば嬉しいです。

あわせて読みたい(順次公開予定)

▶︎ IFA筆記試験の具体的な勉強法
▶︎ 解剖生理学が苦手だった私の克服法
▶︎ 2児の母が1日5時間の勉強時間を作った方法

※順次公開していきます。