どの時期にも気になるのが蚊や虫たち。特に小さなお子さんがいるご家庭では、肌に直接つける虫よけスプレーの成分が気になりますよね。

精油を使った手作り虫よけスプレーは、天然の精油の力を利用するため、自然の香りを楽しみながら、肌に優しく虫よけ対策ができます。

化学的な成分が苦手な方や、敏感肌の方にも安心して使っていただけます。しかも、虫よけ効果だけでなく、爽やかな香りで気分もリフレッシュできるのが魅力です。


ここでは、IFAアロマセラピストの専門視点で、安全で効果的な虫よけアロマスプレーをご紹介します。

虫よけに効果的な精油成分の秘密

虫が嫌がる成分を多く含む精油を使うのが、アロマ虫よけの基本です。

精油名虫よけ成分特徴とおすすめポイント
シトロネラシトロネラール、ゲラニオール虫よけ効果が非常に高く、レモンに似た爽やかな香りが特徴。天然の虫よけの定番です。
レモングラスシトラール、ゲラニオールシトロネラと似た成分を持ち、よりフレッシュで強いレモンの香り。
ユーカリ・シトリオドラシトロネラールレモンユーカリとも呼ばれ、特に蚊に対する忌避効果が高いとされています。
ゼラニウムシトロネロール、ゲラニオールバラの様な優しい香りで、虫よけだけでなく、肌の調子を整える作用も期待できます。

【簡単レシピ】肌に優しい虫よけスプレーの作り方

虫よけアロマスプレーに使う材料

● 基本の材料(30mlボトル1本分)

  • 無水エタノール … 5ml
  • 精製水 … 25ml
  • 精油 … 6〜10滴(大人)/3〜6滴(子ども)
  • 遮光スプレーボトル

※アルコールに敏感な方は、エタノール無しの「乳化剤タイプ」レシピに変更可。

虫よけにおすすめの精油

虫が嫌う香りには特徴があり、特に“シトラール系・ユーカリ系”の成分が効果的です。

● 虫よけ効果が高い精油

  • シトロネラ(虫よけの代表格)
  • ユーカリ・レモン
  • レモングラス(子どもは注意)
  • ゼラニウム(蚊に強い)
  • ラベンダー(穏やかで安全性が高い)

● 子ども向け(3歳〜)に使いやすい精油

  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • ユーカリ・ラディアータ(刺激が少ない)

基本の虫よけアロマスプレーの作り方

① 無水エタノールに精油を混ぜる

精油はまずエタノールに溶かすと、スプレーが均一に混ざりやすくなります。

② 精製水を加えてよく振る

しっかり乳化させるため、最初は少し強めに振ると◎。

③ ボトルに詰め、使用前にも毎回よく振る

精油は時間がたつと分離するため、「振ってから使う」が基本。

目的別ブレンド例

● しっかり虫よけ(大人向け)

  • シトロネラ 4滴
  • ユーカリ・レモン 3滴
  • ゼラニウム 3滴

爽やかで清潔感のある香り。屋外レジャーに。


● 肌にやさしいマイルド虫よけ(子ども向け)

(※3歳以上推奨)

  • ラベンダー 3滴
  • ゼラニウム 2滴

刺激が少なく、柔らかい香りで使いやすい。


● 夜にも使えるリラックス虫よけ

  • ラベンダー 4滴
  • シトロネラ 2滴

寝室やベビーカー周りの布に少量スプレーしても◎。

IFAアロマセラピストが解説:安全に使うためのポイント

① 子どもへの使用量は必ず半分以下に

  • 大人:6〜10滴
  • 子ども(3歳〜):3〜6滴

※1歳以下の赤ちゃんには「布へのスプレー」のみ推奨(肌へ直接NG)。


② 刺激性のある精油に注意

以下の精油は皮膚刺激が強いため、敏感肌・子どもには避ける:

  • レモングラス
  • ペパーミント
  • クローブ、シナモン系

③ アルコールがしみる場合の代替レシピ

アルコールを使わず、
「植物性乳化剤+精油+水」で作れるレシピもあります。

✔ 肌が弱い方
✔ 子どもの肌への使用

にはこちらが安心。


④ 日焼け止めとの併用に注意

柑橘系精油の中には光毒性を持つ種類があり、
レモン・ベルガモットなどは虫よけには不向き。

IFAアロマセラピストが解説:安全濃度と年齢別の注意ポイント

● 精油濃度の基本目安(30mlスプレー)

  • 1%=約6滴
  • 2%=約12滴

虫よけとしては
大人:1〜2%(6〜12滴)以内
子ども:0.5〜1%(3〜6滴)以内
が安心ライン。

刺激の強い精油(レモングラス、ペパーミント、シナモン、クローブ)は
敏感肌・子ども・妊婦さんでは避ける。


● 乳幼児への使用

0〜3ヶ月

  • 肌への直接使用はNG
  • 服やベビーカーから距離を置いて布類にごく少量スプレー
  • 香りが顔の近くにこないようにする

3ヶ月〜2歳

  • できるだけ 肌へ直接使用を避ける
  • 必要な場合のみ 0.25〜0.5%(1〜3滴)以内
  • ラベンダー・ゼラニウムなど穏やかな精油に限定
    → 基本は「服へのスプレー+物理的虫よけ」が安全

2〜6歳

  • 0.5〜1%(3〜6滴) まで
  • ユーカリ・グロブルスやペパーミントなど刺激性・メントール系は特に顔周りNG

● 妊娠中の注意点

妊娠初期(〜12週)

  • 基本は 精油の外用を控える
  • 使用する場合は 0.5%以下(1〜3滴) にとどめ、体調が安定している時のみ

妊娠中期〜後期

  • 1%以内(6滴まで)
  • 下腹部は避けて腕・脚に使用
  • 避けたい精油:クラリセージ、シナモン、クローブ、レモングラス、強刺激の精油全般

● 全年齢共通の安全ポイント

  • 使用前に必ずよく振る
  • 目・口・粘膜にかからないように
  • 赤み・かゆみが出たらすぐ中止
  • 保存期間は2〜3週間
  • 高温環境・直射日光を避けて保管

まとめ:自然の香りで心地よく、安心の虫よけ対策を

手作りアロマスプレーは、
肌に優しいだけでなく香りも楽しめるナチュラルケア。
精油の特性と安全ポイントを押さえれば、
家族全員で安心して使える虫よけが完成します。

アロマの優しい香りで、ご家族みんなが快適に、そして安全に、アウトドアを楽しめますように。