なぜ香りは、こんなにも気分を変えるの?
ある香りをかいだ瞬間に、
- ふっと気持ちがゆるんだ
- 急に懐かしい記憶がよみがえった
- 理由はわからないけど、心地よく感じた
そんな経験はありませんか?
アロマテラピーの不思議さは、
「考える前に、心が動く」ところにあります。
それは、香りが持つ特別な“通り道”が、
私たちの脳の中にあるからです。
嗅覚は、五感の中でもちょっと特別
私たちの五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の中で、
嗅覚だけが、感情や記憶をつかさどる脳のエリアに直接つながっています。
目で見たもの、耳で聞いた音は、
一度「考える場所」を通ってから処理されます。
でも香りは違います。
香りが脳に届くまでのシンプルな流れ
仕組みは、実はとてもシンプルです。
- 香りの成分が鼻から入る
- 嗅神経を通って脳へ伝わる
- 感情や記憶に関わる場所に、直接届く
この「感情や記憶に関わる場所」を
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)といいます。
※名前は覚えなくて大丈夫です☺️
「気持ちに関係する場所」くらいでOKです。
なぜ「理由はわからないけど好き」になるの?
大脳辺縁系には、
扁桃体(へんとうたい)と呼ばれる部分があります。
ここは、
- 喜び
- 安心
- 不安
- 恐れ
といった、
本能的な感情反応に深く関わっています。
香りがこの部分に届くと、
「これは好き」「これは落ち着く」といった反応が、
言葉より先に起こるのです。
だから香りは、
- 説明できなくても
- 理由がわからなくても
「心地よい」「嫌だ」と感じることがあります。
香りと記憶が結びつきやすい理由
香りは、記憶とも強く結びつきます。
たとえば、
- 昔使っていた柔軟剤の香り
- 実家の玄関の匂い
- 子どもの頃に嗅いだ花の香り
こうした香りが、
一瞬で過去の情景や感情を呼び起こすことがあります。
これは、
嗅覚が記憶を司るエリアとも近い場所に届くためです。
だからアロマテラピーは「考えなくていい」
アロマテラピーの良さは、
「こう感じなきゃいけない」「こう使わなきゃいけない」
というものではありません。
香りは、
- 頑張らなくても
- 意識しなくても
- 正解を探さなくても
自然に、今の自分の状態を映し出してくれます。
「今日はこの香りが心地いい」
それだけで、十分なのです。
IFAアロマセラピストの視点から伝えたいこと
香りが心や体に作用するのは、
特別な才能や感受性があるからではありません。
人の体に、もともと備わっている仕組みです。
だからアロマテラピーは、
- 誰かと比べるものでもなく
- 効果を競うものでもなく
「今の自分に気づくための、やさしいサポート」
として取り入れてほしいと考えています。
この仕組みを知ると、精油選びが変わる
嗅覚の仕組みを知ると、
精油を選ぶときの視点も少し変わります。
- 有名だから
- 人気だから
- 効果がありそうだから
ではなく、
👉 「今の自分が心地よいと感じるか」
それが、とても大切な判断基準になります。
次に知ってほしいこと|香りと心理の関係
今回は、
香りが脳に届く“仕組み”を中心にお話ししました。
次の記事では、
- なぜ香りが感情に影響するのか
- ストレスや気分と香りの関係
- 心理学の視点から見たアロマテラピー
について、もう一歩踏み込んで解説していきます。
おわりに|香りは、心に一番近い感覚
香りは、
私たちが思っている以上に、心のすぐそばにあります。
言葉にできない気持ちも、
うまく説明できない違和感も、
香りはそっと教えてくれることがあります。
Aroma Bloomingでは、
香りの仕組みを理解した上で、安心して楽しめるアロマテラピーを
これからもお届けしていきます🌿

Let your days bloom with aroma.
あなたの毎日がアロマで花咲くように。
