ユーカリ精油とは?|「すーっとする」だけじゃない香り

ユーカリ精油は、
鼻に抜けるような清涼感のある香りが特徴で、
アロマテラピーの中でもとても知名度の高い精油です。

「風邪のときに使う香り」
「スーッとする香り」

そんなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、
ユーカリ精油はそれだけではなく、

  • 空気を整えたいとき
  • 頭をクリアにしたいとき
  • 気分を切り替えたいとき

など、環境と心の両方に働きかけてくれる精油です。


ユーカリ精油の基本情報

  • 和名:ユーカリ
  • 学名Eucalyptus globulus など
  • 科名:フトモモ科
  • 抽出部位:葉
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 香りのノート:トップノート

ユーカリ精油には、実はいくつかの種類があります。
代表的なものには、次のような違いがあります。

ユーカリ・グロブルス(Eucalyptus globulus)
 1,8-シネオールを多く含み、香りがシャープで作用がはっきりしているタイプ。

ユーカリ・ラディアータ(Eucalyptus radiata)
 同じく1,8-シネオールを含みますが、香りがやややさしく、
 家族で使いやすいとされるタイプ。

同じ「ユーカリ」でも、成分バランスや香りの印象が異なるため、
目的や使う人に合わせて選ぶことが大切です。

他にも「ユーカリ・レモン」など、いくつか種類がありますが、
ここでは最も代表的な「ユーカリ・グロブルス」を中心にお話しします。


ユーカリ精油の主な芳香成分と特徴

● 1,8-シネオール(ユーカリプトール)

ユーカリ精油の香りの中心となる成分です。

  • すっきりとした清涼感
  • 空気をクリアに感じさせる
  • 呼吸を意識しやすくする

この成分が多く含まれるため、
ユーカリは「深呼吸したくなる香り」とも言われます。

ユーカリ精油の主成分である1,8-シネオールは、
揮発性が高く、鼻に届いた瞬間に広がりやすい性質を持っています。

そのため、
「空気が澄んだように感じる」
「呼吸がしやすくなった気がする」
と感じやすいのが特徴です。

これは、実際に気道を広げるというよりも、
香りによって呼吸への意識が高まり、
深呼吸が促されることによる影響が大きいと考えられています。


心への作用|頭と気持ちをリセットする

ユーカリ精油は、

  • 頭が重い
  • 気分が切り替わらない
  • 集中できない

そんなときに、
思考をシャープに整えるサポートをしてくれます。

香りをかぐことで、
自然と呼吸が深くなり、
気持ちが「今ここ」に戻ってくる感覚を得やすくなります。


体・環境へのサポート|空間を整える香り

ユーカリ精油は、
「香りで家を整える」という視点でも、とても使いやすい精油です。

  • 空気がこもりやすい部屋
  • 季節の変わり目
  • 家族が集まるリビング

などで芳香浴を行うと、
空間がすっと軽くなるように感じられることがあります。

特に換気と組み合わせると、
気分転換にもなりおすすめです。


ユーカリ精油のおすすめの使い方

① 芳香浴で空間をリフレッシュ

ディフューザーやアロマストーンで香らせるだけで、
部屋全体がすっきりとした印象になります。

朝のスタートや、
家事の合間の気分転換にも◎。


② 深呼吸を意識したいときに

ティッシュやコットンに1滴垂らし、
ゆっくりと香りを感じながら深呼吸。

「呼吸が浅いな」と感じたときの、
簡単なセルフケアとして取り入れられます。


ユーカリを苦手に感じる方へ

ユーカリ精油は香りがはっきりしているため、

  • 強すぎる
  • ツンと感じる
  • 落ち着かない

と感じる方もいます。

これは、その人の体調や気分、
過去の経験による影響が大きく、
良い・悪いではありません

もし苦手に感じた場合は、
無理に使わず、量を減らすか別の精油を選びましょう。

また、「ユーカリが苦手」と感じる方の中には、
ユーカリ精油のシャープさや刺激感が強く感じられる場合もあります。

そうした方には、
同じユーカリの名前がついていても、
ユーカリ・レモン(Eucalyptus citriodora)の香りは、
印象が異なると感じられることがあります。

ユーカリ・レモンは、
レモンのようなやさしく爽やかな香りが特徴で、
一般的なユーカリ・グロブルスとは
主な芳香成分や香りの方向性が異なります。

そのため、
「ユーカリの香りは苦手だけれど、
ユーカリ・レモンなら心地よく感じる」
という方も少なくありません。

※ただし、同じユーカリ属であっても
精油ごとに性質や注意点は異なるため、
使用する際はそれぞれの特徴を理解した上で、
少量から試すことが大切です。


安全に使うための注意点(IFA視点)

  • 使用量は少量から
  • 妊娠中・小さなお子さまがいる環境では特に慎重に
  • 肌に使う場合は必ず希釈する
  • 芳香浴中心の使用がおすすめ

ユーカリ精油は、作用がはっきりしている分、
使用量が多すぎると刺激を感じやすい精油でもあります。

特に1,8-シネオールを多く含むタイプは、
体調や年齢によっては強く感じることがあります。

そのためIFAでは、
少量から試す
芳香浴を中心に使う
無理に「効かせよう」としない
ことを大切にしています。

乳幼児への使用についての注意点

ユーカリ精油は、1,8-シネオールを多く含む精油です。
この成分は作用がはっきりしている一方で、
乳幼児にとっては刺激が強すぎる場合があります。

そのため、IFAをはじめとする多くのアロマテラピーのガイドラインでは、
乳幼児(特に3歳未満)への使用は避けることが推奨されています。

小さなお子さまがいる空間で使用する場合、
直接香らせることは控えましょう。
芳香浴を行う際は十分な換気とごく少量にとどめることが大切です。

「自然のものだから大丈夫」と考えず、
成分や体の発達段階に配慮しながら使うことが、
安全なアロマテラピーにつながります。


こんなときにユーカリ精油がおすすめ

  • 空気や気分をリセットしたい
  • 頭をすっきりさせたい
  • 家の中を軽やかな雰囲気にしたい
  • 深呼吸する時間をつくりたい

ユーカリ精油と相性の良いブレンド精油

ユーカリ精油は香りがシャープなため、
単体だと強く感じる場合があります。
そんなときは、他の精油とブレンドすることで、
香りがやわらぎ、より日常に取り入れやすくなります。

🍋 レモン精油

ユーカリの清涼感に、明るさと軽やかさをプラス。
空気をすっきりさせたいときや、
家事・掃除の時間におすすめの組み合わせです。

🌸 ラベンダー精油

ユーカリのシャープさをやさしく包み込み、
リラックス感を高めてくれます。
夜の時間帯や、気持ちを落ち着けたいときに。

🌿 ティートゥリー精油

すっきり感を保ちながら、
よりクリーンな印象の香りに。
換気時や季節の変わり目の空間ケアに向いています。

ブレンドする際も、ユーカリは少量(全体の1割〜2割程度)
から試すのがおすすめです。


おすすめのユーカリの取り入れ方

ななみ

私は、スクールの先生から教わった方法を参考に、
感染症が流行しやすい時期に、
ユーカリ・グロブルス精油を使った空間ケアを取り入れています。

子どもたちがいない時間帯に、
子どもが普段使っている部屋や寝室などで、

ユーカリ・グロブルス精油を
ディフューザーで約15分ほど芳香浴します。

その後、必ずしっかりと換気を行い、
香りが落ち着いてから、子どもたちが部屋に入るようにしています。

あくまで「治す」「予防する」ことを目的とするのではなく、
空間を一度リセットし、
気持ちよく過ごせる環境を整える、という意識で行っています。

香りと換気を組み合わせることで、
部屋の空気がすっと軽くなったように感じられるので、
私自身もとても気持ちが切り替わるお気に入りの方法です。

※この方法は、私自身が学びをもとに家庭で実践している一例であり、
すべての方に同じ結果や快適さを保証するものではありません。

おわりに|すっきりした空気は、気持ちの余白をつくる

ユーカリ精油は、

  • 呼吸を整える
  • 頭をリセットする
  • 空間を軽くする

そんな小さな切り替えを、
やさしくサポートしてくれる香りだと感じています。


家の中の空気が整うと、
不思議と気持ちにも余白が生まれます。

ユーカリ精油は、
その「余白」をつくるのが得意な精油。

Aroma Bloomingでは、
香りを通して
無理なく、自分を整える時間をお届けしていきます🌿

Let your days bloom with aroma.

あなたの毎日がアロマで花咲くように。