イランイラン精油とは?|好き嫌いがはっきり分かれる香り

イランイラン精油は、
濃厚で甘く、エキゾチックなフローラル調の香りが特徴です。

一度かいだら忘れられないほど印象が強く、

はっきり好みが分かれる精油でもあります。

でもその反応こそが、
イランイラン精油の大きな特徴

香りの好みを通して、
今の自分の心の状態に気づかせてくれる精油です。


イランイラン精油の基本情報

  • 和名:イランイラン
  • 学名Cananga odorata
  • 科名:バンレイシ科
  • 抽出部位:花
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法
  • 香りのノート:ミドル〜ベースノート

イランイラン精油のグレードによる違い

イランイラン精油は、蒸留の過程によって
「エクストラ」「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」などのグレードがあり、
香りの濃さや印象にも違いがあります。

イランイラン・エクストラ
 最初に採れる最も芳香が強く、甘く濃厚な香り。
 香水や高級化粧品にも用いられることがあります。

イランイランⅠ(ファースト)
 エクストラよりもやや軽く、バランスの取れた香り。

イランイランⅡ・Ⅲ
 徐々に香りが軽くなり、グリーン調が増していきます。

一般的にアロマテラピーで使いやすいのは、
香りが強すぎない「Ⅰ」や、
ブレンド向きのタイプだとされています。

「イランイランが苦手」と感じる場合でも、
グレードが変わると印象が大きく変わることがあります。


イランイラン精油の主な芳香成分と特徴

イランイラン精油には、
以下のような成分が含まれています。

  • リナロール
  • ゲラニオール
  • ベンジルアセテート
  • ファルネセン

これらの成分が組み合わさることで、
甘く官能的で、深みのある香りが生まれます。

イランイラン精油に多く含まれる
ベンジルアセテートやリナロールなどの成分は、
香りに丸みと甘さを与えると同時に、
気持ちをゆるめる印象をもたらします。

香りの広がりがゆっくりで、
深いリラックス感を感じやすいのも特徴です。

これらの成分を多く含む香りは、
意識を外側に向けるというよりも、
内側にそっと意識を向けやすくする特徴があります。

そのためイランイランは、
浅いリフレッシュよりも、
深い休息や感情の解放を感じやすい香りとされています。


心への作用|「力を抜く」ことを思い出させる

イランイラン精油は、

  • 緊張しやすい
  • 頑張りすぎてしまう
  • いつも気を張っている

そんなときに、
「もう少し力を抜いても大丈夫」
と教えてくれる香りです。

高揚させるというよりも、
心の奥に溜まった緊張を
そっとゆるめるような印象があります。


なぜ「苦手」と感じることがあるの?

イランイラン精油が苦手と感じられる理由には、
いくつかの心理的な背景が考えられます。

  • 香りが濃厚で距離が近く感じる
  • 甘さが強く、受け取りきれない
  • 自分の内面に意識が向きすぎて落ち着かない

イランイランは、
無意識や感情の深い部分に触れやすい香り

今の心が疲れているときや、
余裕がないときには、
「強すぎる」と感じることもあります。

それは自然な反応で、
無理に慣れる必要はありません。


イランイランの香りの特徴

イランイラン精油のように
存在感の強い香りは、好みの分かれる精油でもあります。

イランイラン精油が苦手に感じられる理由には、
心理的な側面だけでなく、
香りの強さそのものによる影響もあります。

イランイランは芳香成分が豊富で、
少量でも香りが広がりやすいため、
体調や環境によっては刺激として感じられることがあります。

また、集中力が必要なときや、
心が緊張状態にあるときには、
香りが重たく感じられる場合もあります。

こうした反応は自然なもので、
「合わない=悪い香り」という意味ではありません。

自分の感覚を静かに映し出すことがあります。


イランイラン精油のおすすめの使い方

① 芳香浴で、短時間だけ香らせる

イランイランは香りが強いため、
ごく短時間・少量がおすすめです。

ディフューザーやアロマストーンで
1滴から試してみてください。


② 夜のリラックスタイムに

一日の終わり、「頑張るモード」をオフにしたいときに。

深呼吸とともに香りを感じることで、
気持ちがゆっくりと落ち着いていきます。

③贅沢気分♪お顔のケアにも

イランイラン精油は、フェイスケアの時間にも
香りとして取り入れやすい精油です。

実際に、イランイラン精油は
市販の高級化粧水やスキンケア製品の香りづけとして
使用されていることも多くあります。

これは、香りの印象が華やかでありながら、リラックス感を演出しやすく、
スキンケアの時間を心地よく整える目的で取り入れられているためです。

スキンケアの際に、キャリアオイルやクリームに
ごく低濃度で希釈して使用し、手のひらで香りを感じながらゆっくりと呼吸することで、

緊張がゆるみ、
表情や気持ちが自然とやわらぐのを感じる方もいます。

※イランイラン精油は香りが強いため、フェイスケアに使用する場合は
必ず低濃度(0.5%以下)で希釈し、
不安な方は事前にパッチテストを行うようにしてください。

イランイラン精油は皮脂分泌が気になる方に語られることもありますが、
アロマテラピーでは
「香りによる心身のリラックスが結果としてスキンケア時間の質を高める」
という視点を大切にします。


安全に使うための注意点(IFA視点)

イランイラン精油は作用が穏やかに深く広がる反面、
香りの濃厚さから使いすぎると不快感や頭重感を感じることがあります。

  • 香りが強いため、使用量は最小限に
  • 頭痛や不快感を感じたらすぐ中止
  • 妊娠中・体調が不安定な時は特に慎重に
  • 長時間の芳香浴は避ける


心地よさを基準に距離を保つことが大切です。


他の精油とのブレンド例

  • 🌸 ゼラニウム:甘さをやわらげ、安心感をプラス
  • 🍊 グレープフルーツ:重さを軽くし、明るい印象に
  • 🌿 ラベンダー:深いリラックスへ導く

ブレンドすることで、
イランイランの印象が
やさしく変わることもあります。


おわりに|香りの好みは、心からのメッセージ

香りをどう感じるかは、
正解でも不正解でもありません。

イランイラン精油は、
香りの好みを通して、自分の心と対話する精油

Aroma Bloomingでは、
香りを「使いこなす」よりも、
香りと対話することを大切にしています🌿

Let your days bloom with aroma.

あなたの毎日がアロマで花咲くように。