妊娠中や赤ちゃんがいる時期は、
心や身体が大きく変化し、香りに対しても敏感になりやすい時期です。

アロマテラピーは、正しく取り入れることで
緊張をゆるめたり、気持ちを整えるサポートとして役立つことがあります。
一方で、使い方を誤ると負担になる可能性もあるため、
マタニティ期やベビー期には特に「安全性」を大切にする必要があります。

この記事では、
アロマテラピーの安全性を重視して学んできた立場から
妊娠中・授乳中・赤ちゃんがいるご家庭での
アロマの考え方と取り入れ方を、やさしく解説します。


マタニティ・ベビー期にアロマの注意が必要な理由

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の香り成分を高濃度に抽出したものです。
大人にとっては心地よい香りであっても、

  • 妊娠中の身体
  • 成長途中の赤ちゃん
  • 香りに敏感な子ども

にとっては、刺激になる場合があります。

そのためこの時期のアロマは、
「使うか・使わないか」も含めて慎重に選ぶことが大切です。


妊娠中のアロマテラピー|基本的な考え方

無理に使わなくて大丈夫

妊娠中は、
「アロマを使わなければいけない」ことはありません。

香りを心地よく感じないときや、不安がある場合は
使わない選択も立派なセルフケアです。

使用する場合は「芳香浴」が基本

妊娠中に取り入れる場合は、

  • ティッシュに1滴垂らす
  • 短時間ディフューザーで香らせる

など、ごく穏やかな芳香浴にとどめます。

肌への使用は、慎重に判断する必要があります。


授乳中・産後のアロマのポイント

産後や授乳中は、ホルモンバランスの変化や疲労が重なり、
心身ともに揺らぎやすい時期です。

アロマを使う場合は、

  • 香りを強くしすぎない
  • 赤ちゃんの様子をよく観察する
  • 直接触れる部位への使用は避ける

など、赤ちゃんへの影響を最優先に考えます。


赤ちゃん・子どもへのアロマテラピーの考え方

赤ちゃんへの精油使用はとても慎重に

一般的に、赤ちゃんへの精油使用は控えことが多いです。

大人が香りを楽しむ場合も、

  • 同じ空間で長時間使わない
  • 換気を行う
  • 嫌がる様子があればすぐに中止する

などの配慮が必要です。

子どもへの使用は年齢と方法を考える

成長に合わせて、
芳香浴などの穏やかな方法から検討します。

「大人と同じ使い方」は避け、
量・時間・種類を必ず調整します。

実際に子育ての中でアロマをどのように取り入れてきたかについては、
ママとベビーの笑顔のために:子育て中のアロマ活用術と実体験
の記事で、私自身の経験を交えてご紹介しています。


マタニティ・ベビー期に比較的穏やかとされる精油について

妊娠中や赤ちゃん・小さなお子さんがいる時期には、
香りがやさしく、刺激が少ないと考えられている精油が選ばれることがあります。

ただし、
✔ 体調
✔ 香りの感じ方
✔ 妊娠週数

によって適・不適は変わります。

ここで紹介する精油は、
必ず使用を推奨するものではなく
「この時期に検討されることが多い例」としてご紹介します。

使用する場合は、
ごく少量・短時間の芳香浴から試すようにしましょう。

ラベンダー (真正ラベンダー)  穏やかで親しみやすい香りが特徴で、
リラックスを目的として使われることが多い精油です。 香りに敏感な時期でも受け入れやすいと感じる方が多く、
芳香浴から取り入れられることが多い代表的な精油です。
オレンジ・スイート  やさしい柑橘系の香りで、
気持ちを明るくしたいときに選ばれることがあります。 刺激が少なく感じられることが多い一方、
香りが強くなりすぎないよう注意し、短時間の使用がおすすめです。
マンダリン  甘くやわらかな柑橘の香りが特徴で、
緊張を和らげたい場面で選ばれることがあります。 香りが比較的穏やかとされ、
マタニティ期に検討されることの多い精油のひとつです。
ローマンカモミール  やさしく包み込むような香りで、
心を落ち着かせたいときに使われることがあります。 香りに好みが分かれるため、
必ず少量から香りを確認することが大切です。
フランキンセンス  深く静かな香りが特徴で、
呼吸を意識したリラックスタイムに選ばれることがあります。 香りが落ち着いているため、
ゆっくり過ごしたい時間帯の芳香浴に向いています。

おすすめ精油を使うときの大切なポイント

  • 「良い香り」と感じるかどうかを最優先にする
  • 必ず少量・短時間から試す
  • 体調や気分に変化を感じたらすぐに中止する
  • 赤ちゃんや子どもの様子をよく観察する

精油は、
誰にとっても同じように合うものではありません

その日の体調や環境に合わせて、
「使わない選択」も含めて判断することが安心につながります。


おすすめ精油も「やさしく・控えめに」

マタニティ・ベビー期のアロマテラピーでは、
精油の種類よりも、使い方や向き合い方がとても大切です。

  • 無理に使わない
  • 香りを楽しむことを目的にする
  • 安心できる範囲を大切にする

精油の安全な使い方全体については、
精油の安全な使い方ガイド
もあわせて参考にしてみてください。

マタニティ・ベビー期には注意したい精油について

妊娠中や赤ちゃん・小さなお子さんがいる時期には、
使用を控えた方がよいと考えられている精油があります。

これは「危険」という意味ではなく、
身体の変化が大きい時期だからこそ、慎重に考えたいという視点です。

以下は、一般的に注意が必要とされることが多い精油と、その理由です。


セージ (クラリセージを含む)ホルモン様作用があると考えられており、
妊娠中は使用を控えるケースが多く見られます。
特に妊娠初期は慎重な判断が必要とされます。
ローズマリー刺激が強めで、血行を促進すると言われることがあります。
体調や妊娠週数によっては負担になる可能性があるため、
この時期の使用は控えめに考えられることが多い精油です。
ペパーミント  清涼感が強く、刺激を感じやすい精油です。
妊娠中や授乳中は、体調によって不快感を覚えることもあるため、
使用する場合は特に注意が必要です。
ユーカリ (特にグロブルスなど)呼吸をすっきりさせる作用が知られていますが、
香りが強く、赤ちゃんや小さな子どもには刺激になることがあります。
同じ空間での使用は控えると安心です。
シナモン・クローブなどのスパイス系精油  刺激が強く、皮膚への使用や芳香浴でも
体調に影響を与える可能性があると考えられています。
この時期には避ける選択をする方が多い精油です。

大切なのは「一覧」よりも「向き合い方」

ここで挙げた精油は、
大人にとっては心地よく使われることも多いものです。

ただ、マタニティ期やベビー期は

  • 身体がとても繊細
  • 個人差が大きい

そのため
「使える・使えない」ではなく
「今の自分に合っているか」

という視点が何より大切です。

不安がある場合は、
使用を控える・専門家に相談する、という選択も
安心につながります。

精油を安心して楽しむための基本については、
精油の安全な使い方ガイド
も参考にしてみてください。

使用を控えたほうがよい場合

以下のような場合は、
自己判断での使用は控え、専門家に相談することをおすすめします。

  • 持病がある
  • 医師から安静を指示されている
  • 香りで気分が悪くなる
  • 赤ちゃんが嫌がる様子を見せる

アロマは「治療」ではなく、
暮らしを支える補助的なケアとして考えるのが安心です。


よくある質問(Q&A)

Q. 妊娠中はアロマを使わない方がいいですか?
A. 必ずしもそうではありませんが、無理に使う必要はありません。ご自身の心地よさを最優先にしてください。

Q. 赤ちゃんがいる部屋でディフューザーを使っても大丈夫?
A. 使用する場合はごく短時間・弱い香りで、赤ちゃんの様子をよく観察しながら行いましょう。どの種類の精油やブレンドオイルを使用するか注意深く選ぶ必要があります。

Q. 市販のベビー向けアロマ製品なら安全ですか?
A. 成分表示や使用方法を確認し、安心できるものを選ぶことが大切です。


まとめ|マタニティ・ベビー期のアロマは「やさしさ」がいちばん

妊娠中や赤ちゃんがいる時期のアロマテラピーは、
「何を使うか」よりも「どう向き合うか」が大切です。

  • 無理をしない
  • 少しでも不安があれば使わない
  • 自分と家族の心地よさを最優先にする

Aroma Bloomingでは、
安全性を大切にしたアロマの取り入れ方をこれからも発信していきます。

まずは、香りを「感じる」ところから、
ゆっくり始めてみてください。

日々の子育ての中で感じたことや、アロマとの向き合い方については、
ママとベビーの笑顔のために:子育て中のアロマ活用術と実体験
も参考にしてみてください。


Let your days bloom with aroma.

あなたの毎日がアロマで花咲くように。