なぜ香りは、こんなにも気分を変えるの?

ある香りをかいだ瞬間に、

  • ふっと気持ちがゆるんだ
  • 急に懐かしい記憶がよみがえった
  • 理由はわからないけど、心地よく感じた

そんな経験はありませんか?

アロマテラピーの不思議さは、
「考える前に、心が動く」ところにあります。

それは、香りが持つ特別な“通り道”が、
私たちの脳の中にあるからです。


嗅覚は、五感の中でもちょっと特別

私たちの五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の中で、
嗅覚だけが、感情や記憶をつかさどる脳のエリアに直接つながっています。

目で見たもの、耳で聞いた音は、
一度「考える場所」を通ってから処理されます。

でも香りは違います。


香りが脳に届くまでのシンプルな流れ

仕組みは、実はとてもシンプルです。

  1. 香りの成分が鼻から入る
  2. 嗅神経を通って脳へ伝わる
  3. 感情や記憶に関わる場所に、直接届く

この「感情や記憶に関わる場所」を
大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)といいます。

※名前は覚えなくて大丈夫です☺️
「気持ちに関係する場所」くらいでOKです。


なぜ「理由はわからないけど好き」になるの?

大脳辺縁系には、
扁桃体(へんとうたい)と呼ばれる部分があります。

ここは、

  • 喜び
  • 安心
  • 不安
  • 恐れ

といった、
本能的な感情反応に深く関わっています。

香りがこの部分に届くと、
「これは好き」「これは落ち着く」といった反応が、
言葉より先に起こるのです。

だから香りは、

  • 説明できなくても
  • 理由がわからなくても

「心地よい」「嫌だ」と感じることがあります。


香りと記憶が結びつきやすい理由

香りは、記憶とも強く結びつきます。

たとえば、

  • 昔使っていた柔軟剤の香り
  • 実家の玄関の匂い
  • 子どもの頃に嗅いだ花の香り

こうした香りが、
一瞬で過去の情景や感情を呼び起こすことがあります。

これは、
嗅覚が記憶を司るエリアとも近い場所に届くためです。


だからアロマテラピーは「考えなくていい」

アロマテラピーの良さは、
「こう感じなきゃいけない」「こう使わなきゃいけない」
というものではありません。

香りは、

  • 頑張らなくても
  • 意識しなくても
  • 正解を探さなくても

自然に、今の自分の状態を映し出してくれます。

「今日はこの香りが心地いい」
それだけで、十分なのです。


IFAアロマセラピストの視点から伝えたいこと

香りが心や体に作用するのは、
特別な才能や感受性があるからではありません。

人の体に、もともと備わっている仕組みです。

だからアロマテラピーは、

  • 誰かと比べるものでもなく
  • 効果を競うものでもなく

「今の自分に気づくための、やさしいサポート」
として取り入れてほしいと考えています。


この仕組みを知ると、精油選びが変わる

嗅覚の仕組みを知ると、
精油を選ぶときの視点も少し変わります。

  • 有名だから
  • 人気だから
  • 効果がありそうだから

ではなく、

👉 「今の自分が心地よいと感じるか」

それが、とても大切な判断基準になります。


次に知ってほしいこと|香りと心理の関係

今回は、
香りが脳に届く“仕組み”を中心にお話ししました。

次の記事では、

  • なぜ香りが感情に影響するのか
  • ストレスや気分と香りの関係
  • 心理学の視点から見たアロマテラピー

について、もう一歩踏み込んで解説していきます。


おわりに|香りは、心に一番近い感覚

香りは、
私たちが思っている以上に、心のすぐそばにあります。

言葉にできない気持ちも、
うまく説明できない違和感も、
香りはそっと教えてくれることがあります。

Aroma Bloomingでは、
香りの仕組みを理解した上で、安心して楽しめるアロマテラピー
これからもお届けしていきます🌿

Let your days bloom with aroma.

あなたの毎日がアロマで花咲くように。