どの時期にも気になるのが蚊や虫たち。特に小さなお子さんがいるご家庭では、肌に直接つける虫よけスプレーの成分が気になりますよね。

アロマテラピーで作る虫よけスプレーは、天然の精油の力を利用するため、化学的な成分が苦手な方や、敏感肌の方にも安心して使っていただけます。しかも、虫よけ効果だけでなく、爽やかな香りで気分もリフレッシュできるのが魅力です。

この記事では、効果的で安全な虫よけアロマスプレーの作り方と、特に注意していただきたい安全ポイントを詳しくご紹介します。

虫よけに効果的な精油の秘密

虫が嫌がる成分を多く含む精油を使うのが、アロマ虫よけの基本です。

精油名虫よけ成分特徴とおすすめポイント
シトロネラ*シトロネラール、ゲラニオール虫よけ効果が非常に高く、レモンに似た爽やかな香りが特徴。天然の虫よけの定番です。
レモングラスシトラール、ゲラニオールシトロネラと似た成分を持ち、よりフレッシュで強いレモンの香り。
ユーカリ・シトリオドラシトロネラールレモンユーカリとも呼ばれ、特に蚊に対する忌避効果が高いとされています。
ゼラニウムシトロネロール、ゲラニオールバラの様な優しい香りで、虫よけだけでなく、肌の調子を整える作用も期待できます。

【簡単レシピ】肌に優しい虫よけスプレーの作り方

今回は、お子様にも使えるよう、精油の濃度を低めに設定したレシピをご紹介します。

 材料と分量 | 備考 |

| **精製水** | 45ml | |

| **無水エタノール** | 5ml | |

| **精油** | 合計5滴まで | 濃度約1% |

| **スプレー容器** | 50ml用 | 持ち運びに便利なサイズ |

おすすめのブレンド例(合計5滴)

*   シトロネラ:3滴

*   ユーカリレモン:2滴

*  ポイント: 虫よけ効果を高めたい場合は、シトロネラを多めにブレンドしましょう。

作り方

1.  **精油とエタノールを混ぜる:** スプレー容器に無水エタノール5mlと精油5滴を入れ、よく混ぜ合わせます。

2.  **精製水を加える:** 精製水45mlを加え、蓋をしっかり閉めます。

3.  **完成:** 使う前には、必ず容器をよく振ってから使用してください。

大切な安全ポイント:アロマ虫よけを正しく使うために

天然成分といっても、無条件に安全というわけではありません。特に小さなお子様や敏感肌の方が使う際には、次の点に注意しましょう。

1. 精油の濃度を守る

*   大人: 2%程度(50mlに対し10滴まで)

*   お子様(3歳以上): 0.5%〜1%程度(50mlに対し5滴まで)

*   3歳未満のお子様: 基本的に精油の直接の使用は避け、ディフューザーなどで空間に香らせる程度に留めましょう。

2. 肌に直接つけすぎない

*   アロマスプレーは、服や帽子、ベビーカーなど、肌以外の部分にスプレーするのを基本としましょう。

*   肌に直接つける場合は、必ずパッチテストを行ってから、少量ずつ使用してください。

 3. 柑橘系精油の「光毒性」に注意

*   レモングレープフルーツなどの柑橘系精油には、光毒性を持つ成分が含まれている場合があります。

*   肌に塗布した後、直射日光に当たるとシミなどの肌トラブルの原因になることがあるため、虫よけスプレーには光毒性のないシトロネラユーカリ・シトリオドラを選ぶか、夜間のみの使用に限定しましょう。

おわりに

アロマの優しい香りで、ご家族みんなが快適に、そして安全に、アウトドアを楽しめますように。