なぜ「精油の選び方」がとても重要なのか

アロマテラピーは、
植物の力を香りとして取り入れる、やさしい自然療法です。

しかし一方で、
精油の品質によって、安全性や感じ方が大きく左右される
という側面も持っています。

「アロマを始めてみたい」
「いい香りだから使っている」

それだけでは、
本来のアロマテラピーの良さを十分に活かせないこともあります。

IFAアロマセラピストの立場から、
まずお伝えしたいのは、

精油は“安ければ良い”“香れば良い”ものではない

ということです。


精油とアロマオイルの違いを知っていますか?

まず混同されやすいのが、
「精油(エッセンシャルオイル)」と「アロマオイル」という言葉です。

精油(エッセンシャルオイル)とは

  • 植物から抽出された 天然100%の芳香成分
  • 学名・生産地・抽出部位・抽出方法が明記されている
  • 非常に高濃度で、扱いには注意が必要

アロマオイルとは

  • 精油に合成香料や希釈油が加えられているもの
  • 雑貨扱いが多く、成分表示が曖昧な場合もある

👉 アロマテラピーで使うのは「精油」
👉 名前に「アロマ」とついていても、中身は全く別物なことがあります。


偽物・品質の低い精油が存在する理由

精油は、

  • 大量の植物から、ほんの少量しか採れない
  • 天候・収穫・産地に左右される
  • 手間と時間がかかる

という性質があります。

そのため、本来は
決して極端に安価なものではありません。

市場には、

  • 合成香料を混ぜたもの
  • 他の精油で薄めたもの
  • 精油らしい香りだけを再現したもの

などが、
「精油」「エッセンシャルオイル」として販売されていることもあります。


偽物を見抜く3つのポイント【IFA視点】

① 学名・植物名が正しく表示されているか

信頼できる精油には、必ず

  • 学名(ラテン名)
  • 抽出部位

が明記されています。

例)
Lavandula angustifolia(真正ラベンダー)

❌「ラベンダーオイル」だけ
❌ 学名の記載がない

こうした場合は注意が必要です。


② 抽出方法・産地の記載があるか

精油は、抽出方法によって
香りの質や安全性が変わります。

  • 水蒸気蒸留法
  • 圧搾法(柑橘系)

などが明記されているかを確認しましょう。

また、産地が分かることも
品質の透明性を判断する一つの材料になります。


③ 価格が不自然に安すぎないか

「10mlで数百円」
「何十種類も同じ価格」

こうした精油は、
植物由来100%である可能性は低いと考えるのが現実的です。

高ければ良い、というわけではありませんが、
安すぎるものには理由がある
という視点はとても大切です。


天然=安全ではない理由|医療現場で使われるからこそ

精油は「天然のもの」ですが、
必ずしも安全とは限りません。

実際、アロマテラピー先進国とされるフランスでは、
医師や薬剤師の管理のもとで、精油が医療現場に用いられることもあります。

これは、
精油が「やさしい香りの雑貨」ではなく、
作用の強い植物成分であることを示しています。

だからこそフランスでは、

  • 使用量
  • 投与方法
  • 禁忌
  • 対象となる人(年齢・体調)

を専門家が厳密に判断した上で使われています。

つまり、
医療現場で使われる=誰でも安全に使える、という意味ではありません。

精油は天然であっても、
適切な知識と使い方があってこそ、安全に活かせるものなのです。


天然成分だから…

上で述べたように精油は天然由来で、
薬理作用を持つほど濃縮された植物成分です。

そのため、

  • 原液を直接肌につける
  • 大量に使う
  • 体調や状況を考えずに使う

といった使い方は、
トラブルの原因になることがあります。

IFAでは、
「自然だから安心」ではなく
「正しく使ってこそ安心」

という考え方を大切にしています。


初心者の方が陥りやすいNG例

  • 香りが強い=良い精油だと思ってしまう
  • 原液をそのまま肌につける
  • SNSや噂だけで使い方を真似する
  • 成分や注意点を確認せずに購入する

アロマテラピーは、
知識があるほど安全で、心地よく楽しめるものです。


安心して精油を選ぶためのチェックリスト

購入前に、ぜひ確認してみてください。

  • 学名が記載されている
  • 抽出部位・方法が明確
  • 適正な価格帯
  • 遮光瓶に入っている
  • 使用上の注意が説明されている

このポイントを押さえるだけでも、
精油選びの失敗はぐっと減ります。


IFAアロマセラピストとして伝えたいこと

精油は、なんでも
「コレクションするもの」ではありません。

少量でも信頼できるものを
精油には使用期限があるため、たくさん集めるよりも、
今の自分がきちんと使い切れるものを厳選して選ぶことが大切です。

今の自分に必要な香りを
体調や気分、ライフスタイルによって、
心地よく感じる香りは変わります。
購入前に「今の自分に合っているか」を意識してみましょう。

無理なく、安全に使う
精油は、大量に使えば効果が高まるものではありません。
少量でも、正しい使い方をすることで十分に香りの力を感じられます。

それだけで、
アロマテラピーは十分に、暮らしの心強い味方になってくれます。

「自分にどんな精油が合うのかわからない」
「一人で選んだり、使ったりするのが少し不安」

そんな方は、アロマ専門店などに足を運んでみるのもおすすめです。

資格を持った販売員が、香りを実際に試しながら、
あなたに合った精油選びをサポートしてくれるため、
安心してアロマテラピーを始めることができます。


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精油の基礎を知ったら、
ぜひこちらも参考にしてください。


おわりに|「選び方」を知ることは、自分を守ること

精油の選び方を知ることは、
香りを楽しむためだけでなく、
自分と家族を守るための知識でもあります。

Aroma Bloomingでは、
資格に基づいた正しい情報をもとに、
アロマテラピーを安心して楽しめるお手伝いをしていきます🌿

Let your days bloom with aroma.

あなたの毎日がアロマで花咲くように。