こんにちは。
英国IFA認定・国際アロマセラピストのななみです。
日々の暮らしの中で、安心して使えるアロマについてお伝えしています。
レモンのような爽やかさの中に、青々としたハーブの力強さを感じるレモングラス精油。
名前に「レモン」とついていますが、レモンとは異なる植物から採れる精油です。
すっきりとした香りを楽しみたいときの芳香浴をはじめ、空間の香りづけや、虫が気になる季節のアロマとして取り入れられることもあります。
一方で、レモングラスにはシトラールなどの成分が多く含まれ、肌に使用する場合は皮膚刺激にも注意したい精油です。
この記事では、レモングラス精油の香りや主な成分、アロマテラピーでの使われ方、おすすめの使い方やブレンド、安全に楽しむためのポイントまで、IFA認定アロマセラピストの視点からわかりやすくご紹介します。
レモングラス精油とは?
レモングラスは、熱帯・亜熱帯地域に生育するイネ科の多年草です。
細長い葉が伸びる姿は、名前の印象とは異なり、レモンの木とはまったく似ていません。
それでも葉をこするとレモンを思わせる爽やかな香りが広がるのは、レモングラスとレモンに共通する芳香成分が含まれているためです。
- 学名:Cymbopogon citratus / Cymbopogon flexuosus など
- 科名:イネ科
- 抽出部位:葉
- 抽出法:水蒸気蒸留法
- ノート:トップ〜ミドル
- 主な産地:インド、ネパール、スリランカなど
レモングラスには複数の種類があり、流通している精油の学名や成分構成が異なる場合があります。
購入するときは「レモングラス」という商品名だけでなく、学名や成分表示も確認するとよいでしょう。
レモングラス精油の主な成分
レモングラス精油の特徴を知るうえで重要なのが、シトラールです。
シトラールとは、ゲラニアールとネラールという2つの異性体の混合物の総称です。
※精油の成分構成は、植物の種類や産地、栽培環境、蒸留方法などによって異なる場合があります。
ゲラニアール(アルデヒド類)
ゲラニアールは、アルデヒド類に分類される芳香成分です。
レモンを思わせる力強く爽やかな香りを持ち、レモングラスの特徴的な香りをつくる主要な成分のひとつです。
ネラール(アルデヒド類)
ネラールもアルデヒド類に分類され、ゲラニアールとともにシトラールを構成しています。
ゲラニアールよりもやや柔らかいレモン調の香りを持ち、レモングラスの爽やかな香りを形づくっています。
シトラールと皮膚刺激について
シトラールを多く含む精油は、肌への刺激に注意が必要です。
レモングラス精油を肌に使用する場合は原液塗布を避け、植物油などで適切に希釈して使用しましょう。
「天然の精油だから肌にもやさしい」とは限らないため、成分の特徴を知ったうえで使用することが大切です。
レモングラス精油の香りの特徴
レモングラスは、レモンを思わせる爽やかさと、青々とした草の力強さをあわせ持つ香りです。
レモン精油と比べると甘さは控えめで、ハーバルでシャープな印象があります。
香りの存在感が比較的強いため、ブレンドするときはレモングラスを少なめにすると、ほかの精油とのバランスを取りやすくなります。
- 朝にすっきりとした香りを楽しみたいとき
- 仕事や家事の合間に気分を切り替えたいとき
- 爽やかな空間の香りを楽しみたいとき
- 夏らしい清涼感のある香りを取り入れたいとき
などにも使いやすい精油です。
レモングラス精油はどんなときにおすすめ?
1.気分をすっきり切り替えたいとき
レモングラスのシャープで爽やかな香りは、仕事や家事の合間など、気持ちを切り替えたい場面によく合います。
朝や日中の芳香浴にも取り入れやすく、レモンやペパーミントなどと組み合わせれば、さらに清涼感のある香りを楽しめます。
2.爽やかな空間の香りを楽しみたいとき
レモングラスの青々とした爽やかな香りは、お部屋や玄関などの空間の香りづけにもよく合います。
アロマストーンやディフューザーなどを使ってほんのり香らせると、清々しいハーバルな香りを楽しめます。
レモングラスは香りの存在感が比較的強いため、最初は少量から取り入れるのがおすすめです。
3.虫が気になる季節の香りに
レモングラスは、虫が気になる季節のアロマとして紹介されることも多い精油です。
玄関や窓辺などで芳香浴をしたり、アロマスプレーの香りとして取り入れたりする方法があります。
ただし、手作りのアロマスプレーは、医薬品・医薬部外品として承認された虫よけ剤とは異なります。
「レモングラスを使えば虫に刺されない」と考えるのではなく、夏らしい爽やかな香りを楽しむ方法のひとつとして取り入れるのがおすすめです。
レモングラス精油のおすすめの使い方
芳香浴
初めてレモングラスを使うなら、まずは芳香浴から試してみるのがおすすめです。
ティッシュやアロマストーンに1滴垂らし、少し離れたところから香りを楽しみます。
レモングラスは香りが比較的強いため、まずは1滴から試してみてください。
アロマスプレー
レモングラスを少量加えたアロマスプレーは、すっきりとした空間の香りを楽しみたいときにも使いやすいアイテムです。
レモンやユーカリなどと組み合わせると、清々しい香りになります。
マッサージオイル
レモングラス精油は、植物油で適切に希釈してボディケアに使用されることもあります。
ただし、シトラールを多く含み、皮膚刺激や皮膚感作に注意が必要な精油です。
Aroma Bloomingでは、IFAで学んだ安全基準に基づき、敏感肌や皮膚疾患のある方への使用はおすすめしていません。
肌に使用できる方も、原液塗布や高濃度での使用を避け、適切に希釈して使用しましょう。
足浴
レモングラスの爽やかな香りを、足浴で楽しむ方法もあります。
ただし、精油は水に溶けないため、原液のままお湯へ垂らすことは避け、適切な基材を使用してからお湯に加えましょう。
また、肌への刺激を感じた場合はすぐに使用を中止してください。
レモングラスと相性のよい精油
レモングラスは、柑橘系・ハーブ系・森林系・フローラル系など、さまざまな精油と組み合わせることができます。
香りの存在感が強いため、レモングラスを少なめにするとバランスのよいブレンドに仕上がりやすくなります。
レモン
レモンの軽やかな柑橘の香りを合わせると、明るく爽やかなブレンドになります。
朝や仕事中など、すっきりした香りを楽しみたいときにもおすすめです。
ペパーミント
ペパーミントを合わせると、清涼感のあるシャープな香りになります。
どちらも存在感のある香りなので、少量ずつ組み合わせるのがポイントです。
ユーカリ
ユーカリの清々しい香りを合わせると、すっきりとしたハーバルな印象が強まります。
爽やかな空間の香りを楽しみたいときにも。
ラベンダー
ラベンダーを合わせることで、レモングラスのシャープさが少しやわらぎます。
爽やかさの中にも穏やかさを感じる香りになります。
ゼラニウム
ゼラニウムの華やかな香りを加えると、レモングラスの青々しさにやわらかな甘さが加わります。
ハーバルすぎる香りが苦手な方にも試しやすい組み合わせです。
レモングラスのおすすめブレンド
朝のすっきりした時間に
- レモングラス 1滴
- レモン 2滴
爽やかで明るい香りを楽しみたい朝に。
気分を切り替えたいときに
- レモングラス 1滴
- ペパーミント 1滴
- ラベンダー 1滴
清涼感の中にラベンダーのやわらかさを感じるブレンドです。
夏らしい爽やかな香りを楽しみたいとき
- レモングラス 1滴
- ユーカリ 1滴
- ゼラニウム 1滴
青々とした爽やかさに、ゼラニウムの華やかさを少し加えたブレンドです。
※上記は芳香浴で楽しむ場合のブレンド例です。肌に使用する場合は、用途に合わせて適切な濃度に希釈してください。
レモングラス精油を使うときの注意点
レモングラス精油は、爽やかで親しみやすい香りですが、肌への刺激など、安全面に注意が必要な精油でもあります。
私がIFAのアロマセラピーで学んだ安全基準では、レモングラス精油には次のような注意点があります。
- 肌への刺激(皮膚刺激)
肌につけたときに、赤みやヒリつきなどの刺激が起こる可能性があります。 - 繰り返し使用することによるアレルギー反応(皮膚感作)
何度も使用するうちに肌が反応するようになり、かゆみや赤みなどが現れることがあります。 - 敏感肌・皮膚疾患のある方
肌への刺激を受けやすいため、Aroma Bloomingでは使用をおすすめしていません。 - 薬を服用している方(薬物相互作用)
精油の成分が薬の働きに影響する可能性が考えられるため、IFAで学んだ安全基準に基づき、服薬中の方には使用をおすすめしていません。 - 妊娠中・授乳中の方
Aroma Bloomingでは、IFAで学んだ安全基準に基づき、使用をおすすめしていません。 - 乳幼児
大人とは身体の大きさや精油への感受性が異なるため、使用をおすすめしていません。
レモングラスに多く含まれるシトラールは、レモンのような爽やかな香りをつくる一方、皮膚刺激や皮膚感作に注意が必要な芳香成分です。
そのため、特に肌に使用する場合は「爽やかで使いやすそう」という香りのイメージだけで判断せず、精油の特徴や安全性を理解したうえで取り入れることが大切です。
よくある質問
Q. レモングラスとレモンは同じ植物ですか?
いいえ、まったく異なる植物です。
レモンはミカン科の樹木ですが、レモングラスはイネ科の植物です。
レモングラスがレモンのような香りを持つのは、シトラールなどレモン調の香りをつくる芳香成分が含まれているためです。
Q. レモングラス精油は肌につけられますか?
肌に使用する場合は植物油などで適切に希釈し、低濃度から慎重に使用しましょう。
なお、Aroma BloomingではIFAで学んだ安全基準に基づき、敏感肌や皮膚疾患のある方への使用はおすすめしていません。
▶︎ 精油の安全な使い方ガイド

Q. レモングラス精油は虫よけに使えますか?
レモングラスは、虫が気になる季節の香りとして取り入れられることの多い精油です。
爽やかなレモンのような香りを楽しみながら、夏のアロマクラフトなどに取り入れることもできます。
ただし、レモングラス精油は皮膚刺激や皮膚感作に注意が必要なため、肌に直接つけるのではなく、使用方法や濃度に注意して取り入れることが大切です。
虫が気になる季節に使えるアロマスプレーの作り方や、精油の選び方はこちらで詳しくご紹介しています。
Q. レモングラス精油に光毒性はありますか?
レモングラスはレモンのような香りを持っていますが、柑橘類の果皮から圧搾される精油ではありません。
そのため、「レモンのような香り=光毒性がある」と考える必要はありません。
ただし、レモングラスには別の注意点として皮膚刺激性があります。 肌に使用するときは、適切な希釈濃度を守りましょう。
Q. レモングラス精油は毎日使えますか?
精油は毎日必ず使用する必要はありません。
香りの感じ方や体調は日によって変わるため、その日の状態に合わせて無理なく楽しみましょう。
特に肌へ使用する場合は、皮膚の状態を確認しながら慎重に取り入れることが大切です。
Q. レモングラス精油は妊娠中でも使えますか?
Aroma Bloomingでは、IFA(国際アロマセラピスト連盟)で学んだ安全基準に基づき、妊娠中・授乳中はレモングラス精油の使用を避けることをおすすめしています。
妊娠中や授乳中は、精油の使用について通常より慎重に考える必要があります。
レモングラスに限らず、妊娠中・授乳中にアロマを取り入れたい場合は、その時期や体調に適した精油を選び、安全性を確認したうえで使用することが大切です。
Q. 子どもにもレモングラス精油を使えますか?
Aroma Bloomingでは、IFAで学んだ安全基準に基づき、乳幼児へのレモングラス精油の使用はおすすめしていません。
子どもは大人とは身体の大きさや精油への感受性が異なるため、年齢に応じた精油選びが必要です。
子どものいる家庭でアロマを楽しむ場合も、「大人に使える精油だから子どもにも使える」と考えず、年齢に適した精油と使用方法を選びましょう。
Q. 敏感肌でもレモングラス精油を使えますか?
レモングラス精油は、皮膚刺激や皮膚感作に注意が必要な精油です。
Aroma Bloomingでは、IFAで学んだ安全基準に基づき、敏感肌の方や皮膚疾患のある方には使用をおすすめしていません。
肌への使用を目的として精油を選ぶ場合は、肌の状態に合った、より穏やかに使用できる精油を検討しましょう。
Q. 薬を飲んでいてもレモングラス精油を使えますか?
IFAで学んだ安全基準では、レモングラス精油は薬物相互作用に注意が必要とされています。
そのためAroma Bloomingでは、薬を服用している方にはレモングラス精油の使用をおすすめしていません。
治療中の方や継続的に薬を服用している方は、自己判断で使用せず、医師などの専門家に確認することをおすすめします。
まとめ|レモングラスの爽やかな香りを毎日の暮らしに
レモングラスは、レモンのような爽やかさと、青々としたハーブの力強さをあわせ持つ香りが特徴の精油です。
芳香浴やアロマスプレーなど、毎日の暮らしの中で爽やかな香りを楽しむことができます。
また、虫が気になる季節のアロマとして紹介されることもありますが、精油に特定の効果だけを期待するのではなく、香りを楽しむセルフケアのひとつとして取り入れることが大切です。
レモングラスはシトラールを多く含むため、特に肌への使用では、適切な希釈と安全性への配慮を忘れないようにしましょう。
初めて使う場合は、まず芳香浴で1滴から。
レモンとはひと味違う、爽やかで力強いレモングラスの香りを楽しんでみてくださいね🌿
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▶︎ ユーカリ精油とは?香りの特徴や使い方・安全に楽しむポイントを解説
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※本記事は、アロマテラピーに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、医療行為を目的とするものではありません。
精油を使用する際は、体調や体質に合わせて、適切な方法・濃度で使用してください。
持病のある方、妊娠中・授乳中の方、服薬中の方は、必要に応じて医師や専門家にご相談ください。
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Let your days bloom with aroma.
あなたの毎日がアロマで花咲くように。




