こんにちは。
英国IFA認定のアロマセラピスト、ななみです。
日々の暮らしの中で、安心して使えるアロマについてお伝えしています。
ネロリ精油をご存じでしょうか。
「ネロリってどんな香り?」
「高級な精油って聞くけど、何が特別なの?」
ネロリは、甘くやさしい花の香りが魅力の精油です。 スキンケアにもよく使われ、ほっとひと息つきたい時や、自分へのご褒美時間にも選ばれることの多い香りです。
私自身も、少し疲れを感じた日や、ゆったりと過ごしたい日に取り入れているお気に入りの精油のひとつです。
この記事では、ネロリ精油の特徴や香りの特徴やおすすめの使い方、安全に楽しむためのポイントについて、わかりやすくご紹介します。
ネロリ精油とは?
- 学名:Citrus aurantium
- 科名:ミカン科
- 抽出部位:花
- 抽出法:水蒸気蒸留法
- ノート:トップ~ミドル
- 主な産地:モロッコ、チュニジアなど
ネロリってどんな植物?
ネロリ精油は、ビターオレンジの白い花から抽出される精油です。
実は同じビターオレンジの木からは、花から「ネロリ」、葉や若枝から「プチグレン」、果皮から「ビターオレンジ」という、それぞれ香りの異なる精油が採れます。
ネロリ精油の主な成分
ネロリ精油には、リナロールや酢酸リナリルをはじめ、ネロリドール、リモネン、β-ピネンなど、さまざまな芳香成分が含まれています。
精油の成分割合は、植物の産地や収穫時期、気候などによって異なりますが、代表的な成分には次のようなものがあります。
リナロール(モノテルペンアルコール類)
ネロリ精油を代表する芳香成分です。
やさしく穏やかな香りをつくる成分として知られています。
また、抗菌作用をもつ成分としても研究されています。
酢酸リナリル(エステル類)
ラベンダーやベルガモットなどにも含まれる、甘くやわらかな香りをもつ成分です。
甘くやわらかな香りに深みを与えています。
その他の主な成分
ネロリ精油には、このほかにも次のような成分が含まれています。
・ネロリドール
・リモネン
・β-ピネン
・α-テルピネオール
・ファルネソール など
これら複数の成分が組み合わさることで、ネロリ特有の華やかさと、青葉や柑橘を思わせる奥行きのある香りが生まれています。
※精油に含まれる成分や割合は、産地、収穫時期、気候、抽出条件などによって異なります。
ネロリ精油の香りの特徴
ネロリは、甘く上品なフローラルの香りに、ほんのりと青葉や柑橘を思わせる爽やかさをあわせ持つ精油です。
アロマテラピーでは、気持ちを穏やかにしたい時や、リラックスタイムに取り入れられることの多いやさしい香りです。
おすすめの使い方
①芳香浴
ネロリは、高級な香水にも使われることの多い、上品で華やかなフローラルの香りが魅力です。
アロマストーンやディフューザーを用いて、香らせてみましょう。
忙しい毎日の中で、ほっとひと息つきたい時にも、やさしく寄り添ってくれるような香りで夜のリラックスタイムや、ゆったり過ごしたい休日などによく選ばれています。
※ネロリ精油は薄い黄色をしているため、白いアロマストーンなどではシミが残る場合があります。
お気に入りのアロマストーンに使う際は、裏面や側面など目立ちにくい場所に垂らすと、シミが気になりにくくおすすめです。
②アロマオイル
ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイル10mLに、ネロリ精油を1〜2滴加えてよく混ぜます。
敏感肌の方や、ネロリ精油をはじめて肌に塗布する場合、肌につけるのが不安な場合は、最初は皮膚の目立たない部分から試すと安心です。 パッチテストをするのも良いでしょう。
フェイシャルケアに使用する場合も、必ず精油を希釈して使用し、目の周りなどデリケートな部分は避けましょう。
相性の良い精油
ネロリは、フローラルの華やかさと、ほんのり柑橘を感じるやさしい香りが特徴です。
同じようにリラックスタイムに寄り添う香りや、柑橘系・ウッディ系の精油とも相性がよく、ブレンドすることで香りに奥行きが生まれます。
ラベンダー
やさしく穏やかな香り同士の組み合わせ。
ラベンダーを加えることで、より穏やかで、ゆったりとした時間に寄り添う香りになります。
夜のリラックスタイムや、おやすみ前の芳香浴にもおすすめです。
ベルガモット
ネロリの華やかさに、ベルガモットの爽やかな柑橘が加わることで、軽やかで上品な香りになります。
フランキンセンス
フランキンセンスは落ち着いた樹脂の香りが特徴の精油です。
古くから宗教儀式などでも用いられてきた香りで、ネロリとブレンドすると、より深みのある落ち着いた香りになります。
ゼラニウム
ゼラニウムは、ローズを思わせる華やかなフローラルの香りが特徴です。
華やかなフローラル同士ですが、甘すぎずバランスの良い香りになります。
スキンケアにもよく用いられる精油で、フェイシャル用のアロマオイルにも人気の組み合わせです。
サンダルウッド
落ち着きのある、奥行きのある香りになります。
ネロリの華やかさに、サンダルウッドの温かみが加わり、ゆったりとした上質な香りを楽しめます。
瞑想や読書など、静かな時間を楽しみたい時にもよく合います。
はじめてブレンドする場合は、まずは2種類から試してみるのがおすすめです。それぞれの香りの個性を感じながら、自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。
ネロリとラベンダーの使い分け
ネロリとラベンダーは、どちらも穏やかな時間を過ごしたい時に人気の精油です。
どちらもフローラル系の香りですが、香りの印象や取り入れたいシーンには少し違いがあります。
✔ ラベンダーが向いている時
- 毎日のリラックスタイムに取り入れたい
- はじめてアロマを使う
- やさしく親しみやすい花の香りが好き
- 幅広いシーンで使いやすい精油を選びたい
👉 「毎日の暮らしに寄り添う」精油
✔ ネロリが向いている時
- 上品で華やかなフローラルの香りが好き
- 自分へのご褒美時間を大切にしたい
- ゆったりと香りを楽しみたい
- フェイシャル用のアロマオイルにも取り入れたい
👉 「特別な時間に寄り添う」精油

ななみ
私自身は、
- 毎日の夜のリラックスタイムにはラベンダー
- 少し贅沢な気分でゆったり過ごしたい日にはネロリ
というように、その日の気分に合わせて使い分けています。
どちらが良い・悪いではなく、「今日はどんな香りを楽しみたいかな?」という気持ちで選ぶと、アロマの時間がより心地よく感じられます。
こんな方におすすめ
ネロリ精油は、次のような方におすすめです。
- ラベンダーやベルガモットとのブレンドを楽しみたい方
- 上品でやさしいフローラルの香りが好きな方
- ゆったりと香りを楽しみたい方
- 自分へのご褒美時間を大切にしたい方
- フェイシャル用のアロマオイルに取り入れたい方
使用上の注意
- 高温多湿や直射日光を避け、開封後は冷暗所で保管しましょう。
- 原液を肌に塗布せず、必ずキャリアオイルで希釈して使用しましょう。
- 妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、使用前に医師やアロマテラピーの専門家へ相談すると安心です。
- 敏感肌の方や初めて使用する方は、低濃度から始め、必要に応じてパッチテストを行いましょう。
- 小さなお子様に使用する場合は、芳香浴を中心に楽しむのがおすすめです。
- 品質の良い精油を選ぶためには、学名・原産地・抽出部位・抽出方法などが表示されている製品を選ぶと安心です。 成分分析表(GC/MS)を公開しているメーカーは、品質管理に力を入れていることが多く、選ぶ際の参考になります。
ネロリは比較的穏やかな精油とされていますが、体質や肌の状態によっては刺激を感じることがあります。 無理をせず、自分の体調に合わせて楽しみましょう。
よくある質問
Q.夜に使うのがおすすめ?
ネロリは、ゆったりとした時間を過ごしたい時や、リラックスタイムによく選ばれる精油です。 そのため、夜の芳香浴にも人気があります。
一方で、ネロリには光毒性がないため、朝や日中にも使用できます。 ご自身が心地よいと感じるタイミングで楽しんでみてください。
Q. ネロリに光毒性はある?
ネロリ精油には光毒性はありません。 そのため、適切に希釈して使用すれば、日中のスキンケアにも取り入れやすい精油です。
ただし、原液を直接肌につけることは避け、必ずキャリアオイルで希釈して使用しましょう。
Q.ネロリが高いのはなぜ?
ネロリ精油は、花からごくわずかしか精油を抽出できません。
そのため、少量の精油を作るためにも大量の花が必要となり、収穫や蒸留にも手間がかかることから、高価な精油として知られています。
Q.ネロリとプチグレンの違いは?
ネロリは、ご紹介した通り、ビターオレンジの木の「花」から抽出される精油です。
一方でプチグレンも、ネロリと同じビターオレンジの木の「葉」から抽出される精油です。
柑橘の木の葉ですが、少し独特で深みのある香りが特徴です。
プチグレンは、ネロリよりも青葉を思わせる爽やかな香りが特徴です。
アロマテラピーでは、ネロリと同じようにリラックスタイムによく用いられます。
まとめ
ネロリ精油は、ビターオレンジの白い花から抽出される、上品でやさしいフローラルの香りが魅力の精油です。
私自身も、少し疲れを感じた日や、ゆったり過ごしたい夜によくネロリの香りを取り入れています。
毎日を頑張るご自身へのご褒美に、ネロリのやさしく華やかな香りを取り入れてみてはいかがでしょうか。
他の精油についても「精油の教科書」シリーズでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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※本記事は、アロマテラピーに関する一般的な情報提供を目的としたものであり、
医療行為を目的とするものではありません。
精油を使用する際は、体調や体質に合わせて、自己責任のもと正しくお使いください。
持病のある方、妊娠中・授乳中の方は、使用前に医師や専門家にご相談ください。
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Let your days bloom with aroma.
あなたの毎日がアロマで花咲くように。
